速聴はしんどいだけ?本当に効果があるの?
七田式の英語教育では「速聴」が軸になっています。
「速聴」とは通常のスピードの音声ではなく、それよりもスピードを速めた音声を聞くことを言います。
速聴によって人間の右脳が活性され、通常では考えられないような記憶力や思考力を発揮することを目的に七田式では速聴を行っているようです。
実は私は七田式の英語教材で速聴を経験する以前から速聴をしていました。
私と速聴との出会いはとある書籍でした。
ポジティブに生きる系の書籍を購入したところ、その中に書籍の内容を2倍の速度で朗読したCDが付いていました。
このCDを2週間聞いたところ、私は自分の中で変化があったことに気が付きました。
私が感じた変化は集中力のアップです。
その結果として記憶力や思考力が高まったように感じました。
実はこのようなトレーニング方法というのは形は違いますがスポーツの世界でもよく行われていることです。
誰もが知るイチロー選手は子どものころから140キロを超えるスピードのボールを打って練習していたと言います。
これは、自分の力を超えるレベルにあるスピードのボールで練習をすることで、通常のスピードのボールに戻ったとき余裕を持って対処することができるようになることを目的にしたトレーニングです。
自分の限界を超えたスピードのボールを打っているときや、2倍のスピードの音声を聞いているときはしんどいと感じるでしょう。
しかし、このしんどさにフォーカスするものではありません。
フォーカスすべきは通常の世界に戻ったときです。
そのときの効果にフォーカスしましょう。
これが速聴の効果です。
そして、はじめはしんどいと感じた2倍のスピードもしだいに慣れてきます。
次は3倍のスピードが恋しくなるものです。
なぜ速聴をすることでこのような能力開発が行われるのか、私は自分の体感の問題だと思っています。
しかし、実際に私はそれで自分の集中力がアップしたという経験があります。
また、2倍のスピードで音声を聞けばいつも2倍の効率で学習をすることも可能です。
このように速聴には脳の活性と時間的効率という2つのメリットがあるものです。
ですので速聴を軽視せず効果を感じるまで挑戦していただければと思います。